理性のゆらぎ、コーヒー焙煎のはなし。

NHKカルチャー教室。コーヒー講座、第二回に参加しました。

講師はカフェ・ド・カッファの平田先生。
今回は焙煎とブレンドの話だ。
豆にあわせた焙煎をすることで、豆の持っている個性を引き出す。しかし、毎回仕上がりは違ってくるらしい。
アフターブレンド(それぞれの豆を焙煎してからブレンドする)の場合、それぞれの豆に応じた時間と温度で焙煎を行い、決められた比率でブレンドしても、仕上がりは毎回違う。その日の気温や湿度、要素はさまざま考えられる。

標準理論の公式でもコーヒー焙煎は予測不可能?

超弦理論?弦楽四重奏の夕べって投稿で出てきた、標準理論。
この宇宙の全てを表現できるといわれている標準理論。17種類見つかっている素粒子によって、この理論は完成した。
んでもって、この標準理論の公式にコーヒーの全ての要素をインプットしたら、毎回同じ味になるのか?
ならない気がする。

インドの占星術師は、占っている時、周囲で起こる現象に耳を傾けているらしい、その人の後ろで鳥の声が聞こえたら、そのことで占い内容を変える。

 いい加減な占いだって思うか、占いは刻々と変化するものなんだってなっとくするか?
そういえば、コンニャク芋からコンニャク作るとき、同じ分量、同じお湯温度、同じニガリの量で作っても、ときとして全く固まらず、コンニャク作りに失敗することがあるらしい。コンニャク作ってる時に、来客があったら、藁束ひとつくべて火力を調節するって話も聞いたことある。その人の気配がコンニャク作りに影響するらしい。

それにしてもコーヒーは奥が深い。

焙煎もライトローストからイタリアンローストの深入りまでさまざま、豆の種類も様々、豆の状態も様々、ブレンド比率も様々、温度、湿度、ブレンダーの体調、飲む人の体調など色んな要素で結果が変わってくる。
 物理学の標準理論(標準模型)でも予測不可能だろう。
そんなとんでもない、コーヒー焙煎、ブレンドの世界で、世界のトップに立った日本人がいるらしい。
「コーヒーロースティングチャンピオンシップ」WCRC 2013フランス大会で優勝した豆香洞コーヒーの後藤さん。
恐るべし。




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