パワースポット、ベニール カフェ

我が故郷、高千穂町岩戸

 若い男女が沢山訪れるパワースポットが沢山ある。岩戸付近は、27万年前から9万年前までの間に阿蘇火山から噴出した火砕流に覆われている。特にAso-4火砕流と呼ばれる大火砕流は、有名な高千穂峡の渓谷を形作っている。急峻な渓谷や奇岩は色んな神話を産み、集落には神楽が伝承されている。
 
最近、若い男女の間で、特に女性に人気のパワースポットがある。観光パンフレットに載っていないような隠れたパワースポットだ。
 高千穂町で言えば、荒立神社や落立神社、八大龍王や鉾神社、石神神社や二上神社などなど。

もともと地元の人たちがあつく信仰してきた場所だ。

 荒立神社は、猿田彦とアメノウズメが祀られている。アメノウズメは天岩戸の前で踊った女神として知られていて、荒立神社には芸能関係の人が多く参拝している。そのせいか、田舎にしては立派で大きな鳥居を持っている。
 神話に出てくる神様は元々そこに暮らしていた人だと言われている。長い年月の間に神格化されたのだ。
 いつの時代も神話を作るのは人と人の出会いだ。

人々はパワースポットを求めて隠れたポイントを探してる。

 はっきり言おう、田舎にあるパワースポットは確かに、人にエネルギーを与えてくれる。しかし、本来それはそこに暮らす人達のパワースポットなのだ。
 時々、訪れてエネルギーを分けてもらうのもいい、しかし、自分自身の生活圏に目を向けて、人と人のつながりに目を向けるとき、都市の中にもパワースポットが浮かび上がってくる。

 最近、縁があって、福岡市警固にあるカフェに立ち寄った。「ベニール カフェ」

カフェ カフェ カフェ
 扉を開けた瞬間、コーヒーの世界が広がっている。このカフェを起点にして人の輪が広がっているのがわかる。
 気持ちが楽になり、筋肉や筋、背筋が伸びてリラックスできる。
 火砕流が作りだす雄大な自然景観の代わりにそこには赤道付近にそだつ植物の実、コーヒー豆が作り出す香りの世界がある。
 自然景観が人々を引きつけたように、コーヒー豆が人々を結びつけ、ここちよい空間を作り出す。
都会のパワースポット
 奥深い山に出かける必要は無い。自分の生活圏で、ここちよいカフェを見つけることだ。それこそ隠れたパワースポット。

ランチのパンがおいしい。

 ベニール カフェ、ランチタイムでは軽い食事ができる。サンドイッチ。パンが美味しい。そしてなんといってもコーヒーの香りは、こころと体の緊張を和らげてくれる。
 ベニール カフェ コーヒー豆が与えてくれるパワースポット、歩いていけるパワースポット。探せば近くにあらたなパワースポットがあるかも。人と人のつながりこそが、パワースポットのエネルギー源なのだと思う。


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