筑後川の左岸側を下って来ました〜。いろいろ食べ過ぎ飲み過ぎ〜

阿蘇外輪山に源をはっする筑後川。

九州を代表する河川一級河川。日田盆地を過ぎたあたりから川幅が徐々に広がり、大分と福岡の県境付近の夜明渓谷を過ぎたあたりから両岸に平地が広がる。
 週末の連休は、法事で日田市天ケ瀬町を訪れた。親戚一同が会する中で坊さんの説教聞いて会食。しばし談笑した後、夕方から日田市のビジネスホテルに一泊。
さあ、三連休の最終日、これと言って予定を立てていなかったので、朝食を済ませたらあとは帰るだけ。このまま帰ってもつまらない。どっか寄り道していこうということで、筑後川沿いを下りながらあちこち立ち寄って筑紫野まで帰ってきた。
 特に目的もない思いつきの小旅行。これがなかなか良かった。

出だしは、日田市内の醸造元、「衛門」。

泊まったビジネスホテルからあるいて数分。日田駅方向から筑後川(三隈川)に向かってテクテクあるくとまもなく到着。普通の家々が軒を並べる先に突然白壁の建物が。味噌、醤油、ラムネなどの工場がある。見学もできるらしい。醤油は色々と味見させてくれる。それでもここの一番のお気に入りはラムネ。瓶が美しい。
虹色ラムネ。すべて天然色素らしい。"せき"、"とう"、"おう"、"りょく"、"せい"、"し"の6色にふつうの透明を加えて七色ラムネ。、"せい"はハワイアンブルーでしたが飲んでしまってなくなりました
美しい、瓶だなあ。
 虹色のラムネなんかもあったりして、つい惚れ込んでしまった。ラムネ購入。
 筑後川(三隈川)を越えて左岸側に移動。ひたすら下流へ車を走らせると、まもなく浮羽町。かつて、うどんバイキングの虜になった「道の駅うきは」に立ち寄ったけど、あいかわらす活気のあるところだなあ。うどんバイキングはなくなったけど、運営してる人が賢いんだろうな〜、賑わってる。

 道の駅に酒蔵開きのポスターが。

「磯の澤酒造」の酒蔵開きだあ。よっしゃ、いくぞ〜。
 少し下流に行くと、国道沿いにひとがぞろぞろ歩いてる。よく見ると、みんな手に手に酒瓶ぶらさげてるなあ。駐車場は近くの学校?運動公園?みたいなところにとめて、あるいて5分。沢山のひとが試飲してる。当然、運転手の私は飲めない。酒蔵開きに行くときは助手席のひとが試飲して、感想をきいてどれを買うか決める。助手席のひとのコメントがすべて。うーん、グルメリポーター並みの表現力でよかった? なにも飲まないのは悔しいので、酒蔵開きの定番、甘酒をすすって、酒蔵をあとにした。
水がいいからお酒がおいしいんだろうなあ
さて、甘酒飲んですこし温まったけど、まだまだ、風は冷たい季節。どこか温泉でも入って法事のつかれを癒すかなあ。ってことで、筑後川をさらに下って、田主丸町に入ったところ、耳納連山のふもとあたりに、みのう山荘って温泉を見つけた。

耳納連山は古生代石炭紀の変成岩と中生代白亜紀の花崗岩からなる。

標高600m前後の連山は、ほとんどが変成岩の片岩だが、田主丸と浮羽の境目くらいにはなぜか花崗岩が広く分布している。花崗岩のあるところ、温泉あり。
 みのう山荘は、山苞の道っていう農道のような道沿いに看板がある。「やまづとのみち」読めないなあ。看板はあったけど、そこから山を登る道に車で入り込んでもあれ?って感じ、ほんとにこの先に温泉あんの? 不安にさせるような未舗装道をしばらく登ると駐車場があってホッとした。山荘の温泉はビンゴ!!でした。しずかな温泉。斜面に作られた建物は、1階が受付とカフェ。その奥が家族風呂。二階が一般の温泉。感じの良い受付の人は一般の温泉からの眺めがおすすめですよ〜とのこと。露天風呂からは耳納連山からなだらかに続く緩斜面がずーっと続いているのが一望に見える。緩斜面はぶどう畑が広がっている。遠くに筑後川、そしてその向こうには朝倉の連山がみえる。中国からの汚染物質のおかげで、すこし白くかすんでいるけどいい眺め。ちなみに男湯と女湯では全然作りが違うらしい。男湯は、自然斜面に作られた露天って感じの露天風呂(とうぜんか?)、女風呂は、背後は建物で自然斜面には面しないけど、前面は景色最高で気持ちがいい。とちらも清潔感たっぷりで、さわやかな中で自然の息遣いを感じながら自分に向き合える空間って感じかな。
 当然男湯しか見てないけど、緑色片岩の平らな石がいい具合に配置してあって、片理面がすべすべしてて座ると気持ちいい。縁石に腰掛けると遠くまで景色が見える。すこし傾いた片理面に背を預けて空を眺めるのもよし、平らな片理面に寝そべると寝湯としても最高。ねそべると遠景は見えなくなるが、辺りの木立を通して青空が見える。
 椅子状に削ってある片岩に腰までつかって、遠くの筑後川を眺めるもよし。阿蘇のカルデラ内とはまた違った絶景ですね。筑後川のあるあたりから、こちらに向かって斜面がなだらかに登ってきてる。河岸段丘のうねりもなだらかで、山荘のちかくで、急激に斜面が急になって、露天風呂のあたりは、かなりの高さ。男湯のうらは自然斜面で落ち葉が沢山積もってるのが見える。いいなあ。みのう山荘のウェブ⇒http://www.minou-sansou.com/aboutus.html

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 温泉で温まったし、さて、ランチタイム。でも昨日の法事あとの会食の量が多すぎてこの日もやや胃もたれ気味。みのう山荘から斜面を下って、筑後川をよこぎるとそこは朝倉、甘木。国道386号線を通って、本拠地筑紫野市二日市に向かう。おっと、冷水有料道路入り口を横切るあたりで、

「やまぼうし」ってカフェを見つけてちょっと寄り道。

古民家を使ったカフェ「やまぼうし」くつろげる雰囲気がいい。また、利用したい。近いし。
築百年近い古民家で味わうコーヒー。自家製ケーキが人気らしいけど、迷わずカレーを選択。これがまた美味しい〜!! 口の中はそんなに辛さを感じないのに、顔面から汗がタラタラ、体が反応してる。静かで、囲炉裏があって、かなりリラックスできた〜。他のお客さんも思い思いにくつろいでる。
 はあ、よくのんでよく食べた週末だった。来週はどこにも行かず胃を休めなきゃと思う今日このごろ。

醸造元 原次郎左衛門 伝統の余裕の風格

 

 
 

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